2023年9月にセルビアで開催されたレスリングの世界選手権(男子グレコローマンスタイル60キロ級)にて銀メダルを獲得し、パリオリンピック日本代表に内定した文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手。
東京オリンピックにも出場しているため、2大会連続のオリンピック代表となります。
本記事では、レスリング・文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手のプロフィールを紹介します。
成績・経歴についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
レスリング・文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手のプロフィール
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生年月日:1995年12月18日
出身:山梨県韮崎市
身長:168㎝
体重:60kg
所属:ミキハウス
階級:男子グレコローマンスタイル60kg級
2021年に開催された『東京オリンピック レスリング 男子グレコローマンスタイル60kg級』では、銀メダルを獲得しています。
背骨が柔らかく、そり投げを得意にしていることから、「猫レスラー」「ニャンコローマンレスラー」と呼ばれています。
文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手の父は、「ロンドンオリンピックフリースタイル66kg級」金メダリストの米満達弘(よねみつたつひろ)選手を指導していました。
レスリング・文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手の学歴
韮崎市立韮崎西中学校は、山梨県韮崎市にある公立中学校です。
出身高校:山梨県立韮崎工業高等学校
山梨県韮崎市にある公立の工業高等学校です。
出身大学:日本体育大学
レスリング・文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手の経歴
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小学5年生 レスリングをはじめる
乗り気ではありませんでしたが、1つ年上の女子選手の練習相手を務めるためにレスリングを始めました。
中学時代 本格的にレスリングに取り組む
父の「レスリングをやれば遠征で全国各地へ行けるぞ」の言葉で、本格的にレスリングに取り組むようになりました。
中学3年の時には、「全国中学生選手権のフリースタイル47kg級」「ジュニアオリンピックカデットの部グレコローマンの46kg級」で優勝を果たしています。
高校時代 父がレスリング部監督を務める韮崎工業高校へ進学
高校1年から3年にかけて、グレコローマンの選手として「国体少年の部」「全国高校生グレコローマン選手権」で、それぞれ3階級制覇を達成しました。
2014年 日本体育大学に進学
2017年に出場した「世界選手権 グレコローマンスタイル」で、日本選手として34年ぶり史上4人目の優勝を成し遂げました。
また、21歳8カ月での優勝は、日本のグレコローマンスタイル最年少王者となっています。
2018年 ミキハウス所属となる
5月に左膝の靱帯を損傷し、5か月間競技から離脱となりました。
復帰後の「U-23世界選手権」「全日本選手権」では優勝を果たしています。
2021年 「東京オリンピック」銀メダル獲得
2022年 一般女性との入籍を発表
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その後、お子さんが誕生したことも報告しています。
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2023年 「世界選手権」銀メダル獲得
今大会でメダルを獲得したため、規定によりパリオリンピック代表に内定しました。
レスリング・文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手の成績
開催年 | 大会名 | 階級 | 順位 |
2009年 | 全国中学生選手権 フリースタイル | 42kg級 | 2位 |
2010年 | ジュニアオリンピック カデットの部 | 46kg級 | 優勝 |
全国中学生選手権フリースタイル | 47kg級 | 優勝 | |
2011年 | ジュニアオリンピック カデットの部 | 50kg級 | 優勝 |
インターハイフリースタイル | 50kg級 | 3位 | |
全国高校生グレコローマン選手権 | 50kg級 | 優勝 | |
国体 少年の部 | 50kg級 | 優勝 | |
2012年 | 全国高校選抜大会 フリースタイル | 55kg級 | 優勝 |
ジュニアオリンピック カデットの部 | 54kg級 | 優勝 | |
インターハイ フリースタイル | 55kg級 | 2位 | |
全国高校生グレコローマン選手権 | 55kg級 | 優勝 | |
国体 少年の部 | 55kg級 | 優勝 | |
全日本レスリング選手権大会 | 55kg級 | 3位 | |
2013年 | ジュニアオリンピック ジュニアの部 | 60kg級 | 3位 |
インターハイ フリースタイル | 60kg級 | 優勝 | |
全国高校生グレコローマン選手権 | 60kg級 | 優勝 | |
国体 少年の部 | 60kg級 | 優勝 | |
全日本レスリング選手権大会 | 55kg級 | 3位 | |
2014年 | ペトコ・シラコフ&イワン・イリエフ国際大会 | 60kg級 | 2位 |
ジュニアオリンピック ジュニアの部 | 60kg級 | 優勝 |
◎59kg級
開催年 | 大会名 | 階級 | 順位 |
2014年 | 全日本学生選手権 | 59kg級 | 2位 |
国体 成年の部 | 59kg級 | 3位 | |
2015年 | スペイン・グランプリ | 59kg級 | 優勝 |
全日本学生選手権 | 59kg級 | 優勝 | |
国体 成年の部 | 59kg級 | 優勝 | |
2016年 | 全日本選抜選手権 | 59kg級 | 優勝 |
ピトラシンスキ国際大会 | 59kg級 | 優勝 | |
国体 成年の部 | 59kg級 | 優勝 | |
全日本大学グレコローマン選手権 | 59kg級 | 優勝 | |
FILAゴールデングランプリ | 59kg級 | 優勝 | |
全日本レスリング選手権大会 | 59kg級 | 優勝 | |
2017年 | グランマ&セーロ・ペラド国際大会 | 59kg級 | 2位 |
ハンガリー・グランプリ | 59kg級 | 優勝 | |
アジア選手権 | 59kg級 | 優勝 | |
全日本選抜選手権 | 59kg級 | 優勝 | |
ピトラシンスキ国際大会 | 59kg級 | 3位 | |
スペイン・グランプリ | 59kg級 | 優勝 | |
世界選手権 | 59kg級 | 優勝 | |
全日本大学グレコローマン選手権 | 66kg級 | 優勝 |
◎60kg級
開催年 | 大会名 | 階級 | 順位 |
2017年 | 全日本レスリング選手権大会 | 60kg級 | 2位 |
2018年 | ペトロフ国際大会 | 60kg級 | 優勝 |
U-23世界選手権 | 60kg級 | 優勝 | |
全日本レスリング選手権大会 | 60kg級 | 優勝 | |
2019年 | アジア選手権 | 60kg級 | 3位 |
全日本選抜選手権 | 60kg級 | 優勝 | |
世界選手権 | 60kg級 | 優勝 | |
2020年 | アジア選手権 | 60kg級 | 優勝 |
全日本レスリング選手権大会 | 60kg級 | 優勝 | |
2021年 | 東京オリンピック 男子グレコローマン | 60kg級 | 2位 |
2022年 | 全日本選抜選手権 | 60kg級 | 優勝 |
世界選手権 | 60kg級 | 3位 | |
全日本レスリング選手権大会 | 60kg級 | 優勝 | |
2023年 | 世界選手権 | 60kg級 | 2位 |
まとめ
本記事では、レスリング・文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手のプロフィールを紹介しました。
文田健一郎(ふみたけんいちろう)選手は、小学校5年生の時にレスリングを始めています。
2017年の世界選手権で、グレコローマンスタイルの日本選手として34年ぶりの金メダルを獲得し、注目を集めました。
2021年の東京オリンピックでは、銀メダルを獲得しています。
得意の「そり投げ」で金メダル獲得となるのでしょうか、パリオリンピックでの活躍がとても楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。