パリオリンピックのスポーツクライミング日本代表の出場枠を獲得した森秋彩(もりあい)選手。
東京オリンピックでは、国際競技団体の判断で出場権が与えられず、出場がかないませんでした。
パリオリンピックでは、得意のリードでの登りを生かしてメダルの獲得が期待されています。
本記事では、クライミング森秋彩(もりあい)選手のプロフィールを紹介します。
成績・経歴についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
クライミング森秋彩(もりあい)選手のプロフィール
🇫🇷森秋彩がパリ五輪内定🇫🇷
クライミング世界選手権のボルダー&リード女子決勝で日本の19歳・森秋彩がリードでの逆転で3位に入り、パリ五輪代表に内定しました。https://t.co/QCBMAdgFoO— CLIMBERS(クライマーズ) (@climbersjp) August 11, 2023
生年月日: 2003年9月17日
出身:茨城県
身長:154㎝
所属:茨城県山岳連盟
「限界まで追い込むタイプ」だそうで、持久力とメンタルは自然と鍛え上げられっていったようです。
高さ12メートル超の壁で到達する高度を競うリードを得意としています。
森秋彩(もりあい)選手の学歴
出身中学校:光輝学園つくば市立手代木中学校
茨城県つくば市の小中一貫校です。
出身高校:つくば開成高校
茨城県牛久市にある私立の通信制高等学校です。
単位制の学校ということで、授業内容やスケジュールはすべて自分自身で 決めていたようです。
大学:筑波大学 体育専門学群
「プロになることも選択肢の1つだったけど、それを職業にしてしまうとクライミング自体を楽しめなくなってしまうのでは、という不安を感じたし、選手生活が終わってからの人生のほうが長いと思うから、その後のことも考えると経験や知識が豊富なほうが役に立つかなって。(地元の大学のため)今の環境を変えずに、大学に通いながら練習できるのもいいなと思いました」
引用元:climbers-web.jp
将来を見据えての進学という決断が、素晴らしいですね。
クライミング森秋彩(もりあい)選手の経歴
小学1年生
近所のショッピングモールのクライミングジムで、お父さんと一緒にクライミング体験したことがきっかけで、競技を始めました。
最初にクライミングにはまったのは、お父さんだそうです。
小学3年生
14歳以下の国際大会「アルコ・ロックジュニア」7~9歳の部でスピード、ボルダリング、リードの3種目で優勝。
天才少女として一躍脚光を浴びました。
2016年
「リード ジャパンカップ」で優勝。
12歳という歴代最年少優勝を果たしています。
2019年
シニアの国際大会デビュー。
「世界で戦うには軽さだけじゃだめだ」と体重アップに注力し、体重を8キロも増やし、筋力トレーニングにも力を入れました。
「スポーツクライミング 世界選手権」で銅メダルを獲得し、日本勢最年少の表彰台となりました。
その後、大学進学に向けた学業を優先させるため、国際大会には出場していません。
2022年
3年ぶりにワールドカップに出場し、東京オリンピック金メダリストのヤンヤ・ガンブレットを抑えて優勝を果たしました。
クライミング森秋彩(もりあい)選手の成績
【再掲】
💬世界選手権直前インタビュー💬
森秋彩 飽くなき向上心で挑む、パリ行き切符https://t.co/UdHqVGThjI— CLIMBERS(クライマーズ) (@climbersjp) August 11, 2023
森秋彩(もりあい)選手の主な成績 について紹介します。
国内大会の成績
◎ボルダリング
ボルダリング・ユース日本選手権 | 2016年(第2回)ユースC | 優勝 |
2018年(第4回)ユースB | 優勝 | |
ボルダリング・ジャパンカップ | 2021年(第16回) | 優勝 |
◎リード
JOCジュニアオリンピックカップ | 2015年(第18回)ユースC | 優勝 |
2016年(第19回)ユースC | 優勝 | |
2017年(第20回)ユースB | 優勝 | |
リード・ユース日本選手権 | 2016年(第4回)ユースC | 優勝 |
2017年(第5回)ユースB | 優勝 | |
2019年(第7回)ユースA | 優勝 | |
リード・ジャパンカップ | 2016年(第30回) | 優勝 |
2017年(第31回) | 優勝 | |
2020年(第33回) | 優勝 | |
2021年(第34回) | 優勝 | |
2022年(第35回) | 優勝 | |
2023年(第36回) | 優勝 | |
日本選手権リード競技 | 2018年 | 優勝 |
◎コンバインド
コンバインド・ジャパンカップ | 2022年(第5回) | 優勝 |
ボルダー&リードジャパンカップ | 2023年(第1回) | 優勝 |
世界大会の成績
リード | ボルダリング | スピード | 複合 | ||
2017年7月 | アジアユース選手権(ユースB) | 優勝 | 3位 | 5位 | |
2017年8月 | 世界ユース選手権(ユースB) | 優勝 | 7位 | 43位 | 2位 |
2018年8月 | 世界ユース選手権(ユースB) | 20位 | 44位 | ||
2018年11月 | アジアユース選手権(ユースB) | 2位 | 4位 | 20位 | |
2019年8月 | 世界選手権 日本:八王子 | 3位 | 31位 | 60位 | 6位 |
2019年12月 | 東京五輪予選 | 5位 | |||
2023年8月 | 世界選手権 スイス:ベルン | 優勝 | 6位 | 3位 |
ワールドカップの成績
◎ボルダリング
2019年 | マイリンゲン | 27位 |
重慶 | 21位 | |
呉江 | 3位 | |
2023年 | 八王子 | 8位 |
ソウル | 19位 | |
インスブルック | 5位 |
◎リード
2019年 | ヴィラール | 3位 |
シャモニー | 4位 | |
クラー二 | 5位 | |
廈門 | 9位 | |
印西 | 20位 | |
2022年 | コペル | 1位 |
エディンバラ | 1位 | |
2023年 | インスブルック | 2位 |
◎コンバインド
2022年 | 盛岡 | 1位 |
スポーツクライミングの種目について
リードクライミングとは
高さ12m以上の壁で、最長60手程度のコースをどこまで登ることが出来るかを競う種目です。
競技の制限時間は1本のルートにつき6分間となります。
ボルダリングとは
高さ5メートル以下程度の壁で、最大12手程度の複数のボルダーを対象にいくつ登ることができたかを競う種目です。
競技の制限時間は、予選と準決勝が5分間、決勝が4分間となります。
スピードとは
高さ10mもしくは15mの壁で、予めホールドの配置が周知されているコースをどれだけ早く登るかを競う種目です。
複合とは
リード、ボルダリング、スピードの3種目を、1人の選手が全てこなす競技です。
クライミングに必要な全ての要素を必要とされる種目となっています。
まとめ
本記事では、クライミング森秋彩(もりあい)選手のプロフィールを紹介しました。
森秋彩(もりあい)選手は、筑波大学に在学中の19歳です。
小学1年生でクライミングを始め、すぐに才能を開花させ「天才少女」として注目を集めました。
極限まで自分を追い込んで練習に励み、さらに力をつけていきました。
「今よりもっと強くなりたい。一番は楽しむことだけど、やっぱり五輪に出るとなったら狙うは金かなって」と語っており、パリオリンピックでの活躍がとても楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。