セルビアで開催されているレスリングの世界選手権(男子フリースタイル74キロ級)にて銅メダルを獲得し、パリオリンピック日本代表に内定した高谷大地(たかたにだいち)選手。
初のオリンピック出場で、「最高だ。本当に人生は変えられるのだと感じた」「しっかり準備して、いい笑顔でパリの舞台に立ちたい」と語っています。
高谷大地(たかたにだいち)選手とは、いったいどんな人物なのでしょうか。
本記事では、レスリング・高谷大地(たかたにだいち)選手のプロフィールを紹介します。
成績・経歴についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
レスリング・高谷大地(たかたにだいち)選手のプロフィール
【2023年明治杯全日本選抜選手権・特集】勝因は24時間レスリング漬けの生活、「それでも足りない!」…男子フリースタイル74kg級・高谷大地(自衛隊) https://t.co/AbzVlaGLwL
— 日本レスリング協会(Japan Wrestling Federation) (@JapanWrestling) June 23, 2023
生年月日:1994年11月22日
出身:京都府
身長:169㎝
所属:自衛隊
階級:男子フリースタイル74kg級
スピードあるタックルを中心とした攻撃力が持ち味です。
5歳上の兄・高谷惣亮(たかたにそうすけ)は、3大会連続でオリンピックに出場しています。
2021年の東京オリンピックまでは『高谷の弟』と呼ばれ、兄の食事や洗濯まで担うなどサポート役に徹していました。
レスリング・高谷大地(たかたにだいち)選手の学歴
出身中学校:京丹後市立網野中学校
京都府京丹後市にある公立中学校です。
出身高校:京都府立網野高等学校
京都府京丹後市にある公立の高等学校です。
出身大学:拓殖大学
2017年 自衛隊体育学校へ入校
陸上自衛隊朝霞駐屯地内に設置されている、陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の共同の機関の一つです。
自衛隊員の体育指導に必要な知識及び技能を習得させるための教育訓練を行うとともに、体育に関する調査研究を行うことを任務としています。
レスリング・高谷大地(たかたにだいち)選手の経歴
小学1年 網野町少年教室でレスリングを始める
お兄さんの影響でレスリングを始めています。
中学時代 「JOCジュニアオリンピック・カデット」で2度優勝
全国大会での優勝はありませんでした。
高校時代 「2012年インターハイ」と「国体」で優勝
大学1年 「明治杯全日本選抜選手権(60kg級)」優勝
階級を66kgに上げて挑んだ「全日本選手権」では3位となりました。
「2014年ワールドカップ」では、65kg級に抜擢されて5戦全勝。
大学2年 「世界選手権(65kg級)」に初出場し7位入賞
「全日本大学選手権」で優勝しましたが、2016年リオデジャネイロ・オリンピック出場は逃しています。
2017年 「アジア・インドア&マーシャルアーツ大会」2位
「全日本選手権」で初優勝を果たしました。
2018年 「アジア選手権」と「アジア大会」で銀メダルを獲得
数々の成績を残してきましたが、東京オリンピック出場も逃しています。
2019年 65kg級→74kg級に階級を変更
2020年 「アジア選手権」3位
2021年 「全日本選手権」優勝
2022年 「全日本選抜選手権」優勝
8年ぶりに「世界選手権」出場となりましたが、10位に終わっています。
2023年 「世界選手権」2位
レスリング・高谷大地(たかたにだいち)選手の成績
開催年 | 大会名 | 階級 | 順位 |
2008年 | 全国中学選抜選手権 | 42kg級 | 3位 |
2009年 | JOC杯カデットの部 | 46kg級 | 優勝 |
全国中学生選手権 | 47kg級 | 2位 | |
2010年 | JOC杯カデットの部 | 50kg級 | 優勝 |
インターハイ | 57kg級 | 2位 | |
2011年 | JOC杯カデットの部 | 54kg級 | 優勝 |
世界カデット選手権 | 54kg級 | 3位 | |
2012年 | インターハイ | 66kg級 | 優勝 |
2013年 | 全日本選抜選手権 | 60kg級 | 優勝 |
全日本選手権 | 66kg級 | 3位 | |
2014年 | JOC杯ジュニアの部 | 66kg級 | 優勝 |
全日本選抜選手権 | 65kg級 | 2位 | |
世界ジュニア選手権 | 66kg級 | 3位 | |
2014年 | 世界選手権 | 66kg級 | 7位 |
◎65㎏級
開催年 | 大会名 | 階級 | 順位 |
2016年 | 全日本選手権 | 65kg級 | 3位 |
2017年 | アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ | 65kg級 | 2位 |
全日本選手権 | 65kg級 | 優勝 | |
2018年 | アジア選手権 | 65kg級 | 3位 |
アジア大会 | 65kg級 | 2位 | |
全日本選手権 | 65kg級 | 2位 |
◎74㎏級
開催年 | 大会名 | 階級 | 順位 |
2019年 | 全日本選手権 | 74㎏級 | 2位 |
2020年 | アジア選手権 | 74㎏級 | 3位 |
全日本選手権 | 74㎏級 | 2位 | |
2021年 | 全日本選抜選手権 | 74㎏級 | 3位 |
全日本選手権 | 74㎏級 | 優勝 | |
2022年 | アジア選手権 | 74㎏級 | 3位 |
全日本選抜選手権 | 74㎏級 | 優勝 | |
世界選手権 | 74㎏級 | 10位 | |
全日本選手権 | 74㎏級 | 優勝 | |
2023年 | 全日本選抜選手権 | 74㎏級 | 優勝 |
世界選手権 | 74㎏級 | 3位 |
まとめ
本記事では、レスリング・高谷大地(たかたにだいち)選手のプロフィールを紹介しました。
高谷大地(たかたにだいち)選手は、お兄さんの影響で小学校1年生からレスリングを始めています。
常に兄・惣亮(そうすけ)選手の背中を追う立場でしたが、ついに初のオリンピックへの切符を手にしました。
パリオリンピックにむけては、「兄貴のように金メダル獲ります、というのは言わないでおこうと思う。1日1日大事にして、その成果を見せられたら」と語っています。
どのような成果を見せてくれるのでしょうか、パリオリンピックでの活躍がとても楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。